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運用リグの構成

 
 当局は現在主に固定局で運用しています。CW/SSB/データ通信/画像通信を行っています。
メインのRigはYAESU FT-2000Dです。LogはTurbo HAMLOG/Win(http://www.hamlog.com/) 
を使用し(TNX JG1MOU)RigのCATコネクターにUSBシリアルケーブル(Arvel SRC06-USB)を
通した疑似シリアルポートを使って接続しています。これによりダイヤルを回しても、周波数の
切り替え・モードの切り替えを行っても即HAMLOGに反映されます。逆にHAMLOGに設定され
た周波数・モードにRigを設定することも可能になります(環境設定→キー割当→Rigの周波数
設定 で Ctrl+F 等を設定すると使いやすい)。特にJ-Clusterのデータを取り込むことが可能
なソフトJCVまたはHWCV(http://je4ivn.la.coocan.jp/)を使用すれば即QSO体制が整
います(TNX JE4IVN)。国内QSOには重宝しています。HWCVの方が最新版かJCVの機能を含
めDXにも対応しています。HameLogとの相性も改善されています。
 データ通信は自作のインタフェースを作成してMMシリーズ(http://www.geocities.jp/je3hht/)
のソフトと組み合して運用しています(TNX JE3HHT)。MMシリーズはHAMLOGにデータを移動
出来るので非常に重宝しています。
 RTTY : RigのRTTYコネクターに疑似シリアルポート(SIGmA URS232GF)のRTSでPTTを
      制御しTXDでFSK信号を発生させています。ここには安価なフォト・カプラーを使用し
      ています。RigからのAF信号はRTTYコネクターからも得られますが、別途ピンコネク
      ターから得られるのでこれを直接PCに供給しています。これでRigからのAF信号は 
      CW、PSK、AFSK、SSTVの時にも切り替えることなく使用できるので便利です。
 CW :  RigのCW Keyコネクターに疑似シリアルポートのRTSをつなぎ信号を送ります。他
      のデータ通信ではPTTを制御に使用するのでインタフェースで切り替えています。Rig
      側でブレークインに設定しておけばこれだけで使用できます。
      ソフトは DigitalSoundCW を使用中(TNX JA3CLM)
            Homeページは http://www.geocities.jp/ja3clm/
            Version Up情報は http://blog.zaq.ne.jp/ja3clm/
 PSK :   RigのPaketコネクターを通してPTTはRTSで制御します。PCからの出力AF信号もこ
      のコネクターから供給します。これによりPTT信号でマイク信号が切れ、PCからの信
      号が送信されます。PCからのAFレベル調整を一度適正に行えばマイクレベルおよ 
      びパワーレベル調整もそのつど行う必要がなく便利に使用しています。
 SSTV:  Rigの接続はPSKと全く同じでソフトが異なるだけで共用となります

 WSJT: JT65 JT2等QRP通信もチャレンジしています。短波帯ではDXも簡単です。VHF・ 
     UHF帯では国内DXに使用されています。WSJTのHome Page JT65-HF ダウンロード 
     JT_Linker (TNX JA2GRC)で HAMLOG/Winにデータを移動しています。
           JT65-HFはHB9HQXがサポートするようになり、VerUpが続けられています。
           最近はJT65-HF-HB9HQX-Editionとなって一層使いやすく成っています。
     その他に最近は FT8なるモード等も開発され、こちらも多くの方が運用されています。
     WSJT-Xが有ります。こちらは慣れないと一寸扱いに難?かな、日本語対応にも成って
     いないし。
     最近はFT8モードに移行したようです。本当にぎりぎりの信号はやはりJT65でしょうが
     普通にはFT8の感がします。またHFハイバンド(特に50MHz)では飛行機による反射
     信号数分間程度見られるのですが、FT8では十分交信成立になっています。当方の
     ロケションでもQSO出来る件数が大幅に増えました。ソフトは WSJT-X及びJTDXが
     このモードに対応して居ます。
      簡易なANTでも容易にDX局との交信も可能な事で、DXCCも再チャレンジ可能です。
     ARRLではLoTWを運用していますので、これを使えば、QSLカードの入手が無くても、
     良いので、便利に使えます。ただ、これに参加していない局も多く、これを見極める為
     便利なツールが発表されております。Check_LoTW_User があります。Hamlogにコール
     サインを入力するだけで、LoTWの利用者かどうかがすぐ分かります。
 HELL: ウオーター・フオールで文字を表示できるモードです。長波で主に使用されるそうで 
     すが短波帯でも有効ですよ。Spectrum Labを使っていますインストール設定等は
           JH3ECAのHPを(他のデジタル通信関係の参考にも成ります)参考に行うといいですよ。
 流星反射:50MHzではWSJT-XのMSK144モードが対応しています。Esと飛行機反射の中間点
     が対応エリアのようです。こちらは、変更届けをしたところで、いよいよ運用です。
     2018/06/08遂に無事審議終了になり、いよいよ本格的に運用です
  FT8:  最近の微弱デジタル通信はこちらに移行してしまいました。SN比もそこそこでスピードが
     JT65に比べ早いのが原因の様です。それでもダイポールアンテナ程度でもDXが十分
     可能なので、多くの方が運用しています。JTDX 及びWSJT-X が使えます。
  デジタルSSTV: EasyPal等のソフトを使ったデータ通信で画像データを交換しています
 PSK(MMVARI)やSSTV(MMSSTV)はRigをコントロール出来るようになっていますが、FT-
2000では残念ながら行えないようです同じCATですが仕様が違うようで周波数が全く異なった
値になってしまいます。やむなくHamLogとの連携はしていません。
 移動局はFT-897DMを使用しています。主に車に積んで移動を中心に運用を行っています。
国内旅行にも持ち歩けるようにと、FT−817NDを2011年に増設しました。パック旅行ではな
かなか運用出来ませんが、QRP用として時々持ち歩いています。

人工衛星経由での通信にも対応するために、IC−911Dを2010年2月増設しました。144
MHz 430MHz 及び1200MHzのCW FMを主に運用を開始しました。ドップラ・シフトの
対応及びANT制御は衛星の軌道予測も兼ねてCalsat32を使用しています(Tnx JR1HUO)。
 Rig制御はCSATmate(Tks JE4IVN),またはIC910AndFT847++SAT制御用Excel (Tnx JH1UVJ)
を使って、Rigのダイアルを回して受信すればドップラ・シフトの補正を行ってくれるので便利に
使用しています。特にCSATmateは最近のキュウビック衛星が頻繁に稼働するのに対応し、簡単
に衛星情報を入力することで追加できる様にも成りました。また、TX固定のみならず、RX固定で
も便利に使えるようになり、帯域の狭い衛星の追跡も非常に楽になりました。
 全部手動でも出来ないことはないでしょうが、いいソフトがあるので大変楽にできます。

 固定運用では山岳反射を利用して、結構遠距離(福井県外)とのQSOが楽しめます。冬にな
ると、雪山の反射が思わぬ方向のQSOが楽しめます。
 
 AJAの収集にJ-クラスターの情報を見ていますが、自動で監視してくれるソフトも使ってます。
QRVAlert(Tks JA5CQH)で未交信のデータを登録しておけば、呼び出しをしてくれます。 もちろ
んJ-クラスターはHWVC(Tks JE4IVN)で監視もしてます。AJAの集計はAJAPA5(Tks JE4IVN)で
行なって居ます。Hamlogを停止しなくても、起動出来ますので(共用に設定)便利に使っています。

 DXCC も少しはやっています。最近のDXはビュウロー経由が少なくなりましたね。地区によって
は運営が出来なく成ったとも聞こえて居ますが。ARRLではLoTWを運用し、私も遅まきながら、
登録しデータをアップして居ます。DXCCはeQSLが無効なので、このLoTWか紙QSLと言う事に
成ります。幸いに、多くの方がこれを利用されているので、昔の様にSASE+αで要求する事は少
なくなりそうです。そこで、HamlogにデータをいれるとすぐにLoTW利用者かどうかが即判明する、
Check_LoTW_User (tks JA2BQX)を重宝して居ます。



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